top of page
20120306 (4)

2012年3月6日。最終目的地は長崎なのだが、そのはるか手前にある、滋賀県は長浜に寄り道。 鈍行主義者の最終兵器、青春18きっぷのなせる技だ。

20120306 (1)

長浜に立ち寄ったのは、この地で催されている「盆梅展」を見るためだ。「盆梅」とは、その名の通り盆栽にした梅のこと。

20120306 (3)

大きな人間が小さな盆栽を鑑賞するのではなく、いつのまにか自分が盆栽のスケールになって、森を彷徨っていた、とまあそんな感じだ。

20120306 (2)

ため息。

20120306 (5)

春がくるのは嬉しいことだ、と改めて感じる。 ここまでの盆梅の画像は、すべて相方の撮影。 この後、名物の焼き鯖寿司と焼き鯖そうめんに舌鼓を打ち、新快速で西へ。

20120307 (1)

3月7日。 まだ長崎にはいない。昨晩は大阪にある相方の実家にお世話になった。そしてこの日一日大阪に滞在。 義父上の案内で大阪をディープにぶらり。 右手のベテラン刑事のような後ろ姿が、義父上殿である。

20120307 (2)

桃谷にて。自分のイメージにはなかった大阪の姿。

20120307 (3)

住民が不便を感じることなく、誇りを持って古き良き街並みを維持できること、それが先進国の都市のあり方だとは思うのだが・・・。この界隈の10年後、20年後はどうなっているのだろうか?この国の薄っぺらさを見るにつけ、はなはだ心許ない気がする。

20120307 (4)

路面電車好きの僕のわがままを聞いてくれて、阪堺電車も案内してもらう。

20120307 (5)

古いものが大事にされている姿っていいなぁ。

20120307 (6)

さて、そんな阪堺電車で向かった先は・・・。

20120307 (7)

住吉大社。この先の航海の無事を祈る。そうです。このあと航海をするのです。

20120307 (8)

太鼓橋を渡る。そういえばこのアーチ橋の上部を、その半円形に忠実に通行するスタイルの橋梁って、日本以外に存在するのだろうか? あ、中国にはありそうだな。

20120307 (9)

手水舎の吐水口。うさぎさんだぁ。

20120307 (11)

この「五」「大」「力」と書かれた石を拾ってお守りにすると、体・智・財・福・寿の五つの力を授かることができるそうだ。

20120307 (12)

その後は法善寺横丁へ。 夫婦善哉で有名な水掛け不動。我々も夫婦善哉を地でいくような人生なのかなとは思えども、僕は柳吉の放蕩には遠く及ばず、相方も蝶子の有能さには遠く及ばない。

20120307 (13)

♪ほおちょーをぉーいーっぽん さらしにまぁーいーてぇぇぇ・・・とくらぁ

20120308 (2)

3月8日。 まだ長崎ではない。 この日は大阪城へ。大手門桝形にある「見附石」。スケールを実感していただくために、ちっこい相方を立ちすくませてみました。 画面左端の「いかにも」なポーズを決める中国系女性もいい味出してる。

20120308 (1)

題名「無駄な努力」

20120308 (4)

ピンボケですが・・・。 オー!ニンジャ、ワンダホー!・・・ではなく、文化財メンテナンス、ご苦労さまです。

20120308 (6)

いつも見慣れている松本城と比べると、同じ「城」と呼んでよいのかどうか戸惑うスケールだ。 画像は相方撮影。

20120308 (7)

そしてようやく旅立ち。南港よりフェリーで九州へ。いまは漕ぎいでな!

20120309 (1)

3月9日。 九州上陸!のはずが、この画像は本州山口県下関市のもの。 実は北九州上陸後、思うところあって電車で下関へ逆戻り。

20120309 (2)_edited

思うところその1 唐戸市場。

20120309 (8)

週末や祝日などには、寿司や刺身の市が立つのだ。これがお目当て。

20120309 (4)

すごい活気。地元TV局が取材に来ている。

20120309 (5)

この生物は・・・。

20120309 (6)

知る人ぞ知るウチワエビ。

20120309 (7)

2Fには特設の飲食スペースが設けられている。混雑の中、なんとか場所を確保。 酒は獺祭スパークリング。下関駅前の百貨店で仕入れてきました。アメコミ風の開栓注意書きが秀逸。

20120309 (10)

腹いっぱいになり、次の目的地へ。フグ競りの様子を再現した像が並ぶ。

20120309 (11)_edited

何気に交じってみる奴。サイズ的に違和感がない。

20120309 (12)

おもうところその2 赤間神宮。 平家が壇ノ浦で滅亡した際、入水して果てた幼き安徳天皇の御霊が祀られている。 くだらん大人の争いごとに巻き込まれて、5〜6歳の少年が「この下に竜宮城がありますよ」と騙されて入水したのだ。入水というと聞こえはいいが、要は肺に水が満たされて死ぬ溺死だ。非常に苦しい死に方だ。 今でも世界中で多くの子供たちが同様の理由で死んでいる。そんな子供たちを悼むためにも、ぜひここは訪れておきたかった。

20120309 (13)

不思議なことがあった。 相方が「ちょっとここをみて」というので、本殿脇をのぞいてみる。「ああなるほど、このことか」と納得。しかしその一瞬後、「え?俺は今何に納得したんだ?」とわけがわからなくなる。だってそこには何もないのだ。 後で相方に聞くと、彼女の眼には、白い服を着た子供が見えたそうだ。わかりにくい話で申し訳ない。 しかし改めて見直すと、この神社はとても気持ちの良い場所に建っている。もしかしたら幼帝は、ほんとうに竜宮に行けたのかもしれない。そう思うことができた。

20120309 (14)

さて、これから九州に再上陸するわけだが、その方法に関して、我々には秘策があるのだ。

20120309 (15)

その秘策とは、海峡を歩いて横断すること。 といってもモーゼのように海を割るわけではない。ただでさえ海上交通過密な関門海峡でそんなことをしたら大迷惑だと思い、あえてやらなかっただけなのだ。

20120309 (16)

これを使う。おもうところその3 関門トンネル人道。歩行者専用海底トンネルだ。

20120309 (17)

このエレベーターで地下深くに降り・・・、

20120309 (19)_edited

ここから九州に向かって歩く。

20120309 (18)

県境通過。

20120309 (20)

再びエレベーターで昇ると、そこは九州。 ここから門司港駅まで徒歩1時間ほどの道のり。

20120309 (21)

景色がいいので歩いていて飽きない。

20120309 (22)

時間がないので出光美術館はパス。

20120309 (24)

はね橋と門司港タワー(・・・って勝手に呼んでいるけど、本当は違う名前)。はね橋は、時間が来ると上下する。

RIMG1054

大正・昭和の古い建築を保存してあるのが、門司港レトロ地区。先人たちのグローバリズムを体現するアーキテクチュァ群がプロデュースするノスタルジックかつエキゾチックなアトモスフィア・・・何を言っているのか良くわからなくなってきた。慣れない横文字は使うもんじゃない。

20120309 (25)

うまく切り取って写真を撮ると、異国のようだ。「海外」でも「外国」でもなく、「異国」だ。ここ大事。

RIMG1056

しかし何といってもここの目玉は、この門司港駅だろう。

20120309 (27)

切符売り場、レトロ調。

20120309 (28)

駅員の制服、レトロ調。

20120309 (29)

消防車、レトロ調。

20120309 (30)

停まっている電車以外はレトロ調。

20120309 (31)

門司駅で特急に乗り換え。ようやく長崎へ行く気になってきた。 デザイン自慢のJR九州の車両に、旅情が高まる。

20120309 (32)

乗った電車はこれ。「特急ダースベイダー3号」なんて名前ではなく、本当の名前は・・・ええとなんだったっけ。

20120309 (33)

今日の宿。 そうカトリック教会です。 教会が運営するユースホステルみたいな施設に2泊お世話になります。男女別部屋ドミトリー。

20120310 (1)

3月10日、松本を旅立って5日目にして、ようやく本来の目的に立ち返る。 画像は2泊お世話になるカトリックセンターの一部である浦上天主堂内部。 これから3日間、長崎の街をひたすら「さるく」。 「さるく」とは、あるくという意味の長崎語。つまり散歩だ。

20120310 (2)

散歩の基本その1 とりあえずネコをかまう。 歩き始めてほどなく出会った、モデル体型の猫。

20120310 (3)

坂の街、長崎。こんな施設もある。中央を斜行エレベーターが貫いている。

20120310 (4)

途中のテラスにて。日向ぼっこを邪魔して写真を撮らせてもらう。

20120311 (11)

日本ではこれに似た景色を持つ街はなかなか見つけられないだろう。

20120310 (5)

起伏のある街、好き。狭い路地、好き。長崎、大好き。

20120310 (6)

はるうらら、だが案外寒い。

20120310 (7)

こののどかな風景の中で見ると、あの灰色の船が、殺るか殺られるかという設計思想に基づいたものとは思えなくなってくる。

20120310 (8)

散歩の基本その2 とりあえず狭い道を選択する。

20120310 (9)

散歩の基本その3 有名観光地には無頓着でいる。 こんなものを見つけて、「ああここがあの・・・」と思うくらいがちょうどいい。

20120310 (10)

散歩の基本その4 窓や屋根に注目。 洋風建築に黒瓦・・・OK。和風建築に洋瓦・・・NG。この辺の感覚は面白いな。

20120310 (11)

散歩の基本その5 たまには振り向いてみる。素敵な景色を見逃してしまうことがあるから。

20120310 (12)

散歩の基本その5 住民の生活ぶりも、そっと観察。あくまでも、そっと。臨場感がいや増す。

20120310 (13)

散歩の基本その7 ヘンなものは見逃さない。 この両者の表情の違いが、両方の性の間にある深いギャップを感じさせて興味深い。

20120310 (16)

長崎のスーパー「ジョイフルサン」で仕入れたお惣菜で夕食。この場に居合わせた神父さん、我々が夫婦別々の部屋だと知って、スタッフに「今日は女性部屋、誰もいないだろ?」と聞き、僕に「いいよいいよ、入り込んじゃえよ」とそそのかすフリーダムぶり。とはいえたまには距離を置くのが夫婦円満の秘訣。ありがたく辞退する。

20120311 (1)

3月11日。平和公園。 1945年8月9日、この場所に原爆が落とされた。この場所が長崎の市中心部や三菱重工の造船所のある地区から離れた、どちらかというと郊外とも呼ぶことのできる地区であること、キリスト教信者が多く住む地区であること、これらについて哲学的かつミステリアスな説が唱えられている。ややもすると、加害国を正当化する危うささえ秘めた過激な説だ。 この場所ではこれ以上写真を撮る気にはなれなかった。

20120311 (3)

その後は移動。長崎名物路面電車だ。この街の地形を考えると最適な交通システムだと思う。

20120311 (6)

たまには有名どころを。大浦天主堂。

20120311 (4)

奥にはグラバー邸がある。当然行ってない。

20120311 (5)

なにも有名観光地に行かなくても、長崎らしい風景は至る所にある。 たとえばこれ。道が狭く、急斜面の土地での重機を使った解体作業。他所ではなかなか見られるものではない。

20120311 (23)

足場組みもきわどい。

20120311 (7)

歴史的国際都市としての貌が垣間見える。

20120311 (8)

この地の自動車学校の路上教習コースはどうなっているのだろう?

20120311 (9)

正面の赤白のクレーンのあるあたりで、戦艦武蔵が建造されたということだ。

20120311 (10)

素っ気ないコンクリートブロック壁の路地だが、この狭さだけで路地フェチには大満足。

20120311 (13)

この日の午後は二人別行動をとることにした。別に喧嘩別れしたわけではない。

20120311 (14)

別れた場所は、網の目のように路地が這う丘の住宅地のてっぺん。それぞれ別の道を歩む。

20120311 (15)

十人町という、なかなかにカオスな住宅街を彷徨う。

20120311 (16)

クルマ?なにそれ。駐車場?おいしいの?それ。

20120311 (17)

この奥のアパートに住んでみたい・・・。

20120311 (19)

路地と言えば猫。

20120311 (20)

両側の壁や建物により、路地の雰囲気がめまぐるしく変わる。

20120311 (21)

チャリですら寄せ付けない地区。

20120311 (18)

はぁ、お腹いっぱい。ごちそうさまでした、十人町。

20120311 (25)

中国の町の景色ではない。長崎である。

20120311 (26)

長崎駅前でレンタサイクルを借りる。走り出してほどなく、前年に起こった東日本大震災の追悼のサイレンが鳴り出した。実は前日出会った写真家の男性が311の地震があったその時刻に、自分のいる場所を撮影するようにすすめる運動(?)をしている方だった。それを思い出して一枚撮影する。 折しも相方とは別行動中。家族と離れた場所で、大災害に遭った人々の不安や焦燥を、ほんの少しだが、体験することができた。

20120311 (27)

借りた自転車は電動。これが坂の多い長崎の町でどれだけ通用するのか、実験をしてみる事にする。

20120311 (28)

急斜面の坂道の中央に大木が植わっている。ここは元々神社の鎮守の森で、御神木を切るに忍びず、このような状態になったようだ。 クスの大木が連なるこの道は「六角道」と呼ばれている。

20120311 (30)

六角道は、あり得ないほどの斜面の上に連なる住宅街と、市街地中心部を結ぶ重要なルートだ。 ちなみに電動アシスト自転車は素晴らしい仕事をしてくれた。この高さまで、まったくストレスなく登ってこれたのだ。自動車がなくても、一律120円で利用できる市電と、電動チャリがあれば、長崎では困ることはなさそうだ。むしろクルマ邪魔。

20120311 (31)

狭い土地に、効率的に施設が配置されているように見える。長崎市街地はひどい交通渋滞で有名であるが、これは街に責任はない。自動車偏重社会が街に追いついていないだけなのだ・・・と信じたい。

20120311 (32)

谷底に降りてきた。ああ楽しかった。画像は市電の終点のひとつ「蛍茶屋」。終点が車庫になっており、その上にファミレスが乗っかっているという不可思議な構造。

20120311 (33)

諏訪神社前に素敵な酒屋さんがありました。そこで買った滋賀県はヒトミワイナリーのデラウェアスパークリングが、今宵の晩酌。切れのよい酸味とやさしい泡が印象的でした。 本日の夕食会場はもちろん、カトリックセンター食堂スペース。

20120312 (1)

3月12日。 2泊お世話になったカトリックセンターに別れを告げる。 画像は至近距離に落ちた原爆に耐えて、今も生きるクスノキ。 このコメントを入力中の2016年1月、北朝鮮が「自称」水爆の核実験を行った。植物界のヒトビトは、この人間の愚行をどのような眼で見ているのだろう。

20120312 (2)

半分だけ残った鳥居。 思えば核爆弾というのは、都市を根こそぎ焼き払って、どうだぁ、まいったかぁと、根拠もなくドヤ顔を見せつけるだけのもの。戦争の戦術としては、かなり雑で工夫のない部類に入るものなのではないだろうか。後始末も大変だし。

RIMG0505

昼飯。長崎名物トルコライス。

20120312 (5)

午後には湾をはさんだ対岸にある、三菱重工の資料館へ向かう。要予約だが、こういうマイナースポットにだけは、嬉々として予約してまで行く。

20120312 (8)

刑務所のような高い塀だが、軍需工場としての性格上、この塀が大きな意味を持った時代もあったのだろう。 レンガ造りの館内には、造船所の歴史のほか、戦艦武蔵に関しての資料、造船所が手がけた名船舶の精巧な模型などが、豊富に展示されている。

20120312 (6)

これが作られたのはたぶん100年近く昔のことだろう。当時の技術者の息遣いまで感じられる。

20120312 (7)

コンピューター制御というものが登場する前の機械には、生き物のニオイがする。

20120312 (9)

豪華客船が入港していた。後で調べたことだが、この船は英国のサガ・ルビー。ボールルームが有名であることなど、古き良き英国趣味を残している船だそうだ。

20120312 (10)

幕末にオランダからプレゼントされた幕府軍艦「観光丸」を復元した観光船。 「観光」の意味も、「国の光を見る」という大義から、我々のような有象無象の物見遊山へと、この百数十年で大きく変わった。

20120312 (14)

一応、観光名所の画像。出島地区。今で言う海外貿易の「特区」みたいなものか。

20120312 (20)

その後は長崎の夜景を見に行く。メジャーな名所とマイナーな名所があるが、我々がどちらに行ったのか、言うまでもないこと。

20120312 (23)

the 長崎の夜景。豪華客船が入港していてくれたおかげで、さらに華やかなものになった。 この画像は相方撮影。

20120313 (1)

3月13日。 長崎最終日。お土産を買いに行く。お土産は長崎みやげの王道、福砂屋のカステラ。我々らしくもない超メジャーなチョイスだが、仕方がない。だっておいしいんだもん。 画像は風情のある本店。メレンゲを立てるのに機械を使わず、ずらりと並んだ職人が、めいめい銅の器で別立てをしている映像を見て、ため息が出てくる。そりゃあ美味いわけだ。

20120313 (2)

ついでに交番も風情がある。

20120313 (3)

こういう自作の観光案内看板を立てるあたり、長崎の人たちは、ほんとうに自分たちの街が好きなんだろうなぁ。

20120313 (6)

一応、観光名所シリーズ。眼鏡橋。

20120313 (7)

ここも確かカステラ屋だった気がする。

20120313 (11)

名残惜しいが、そろそろ長崎を出る列車の時間が迫ってきた。来るとき乗ったやつは、ダースベイダーっぽかったが、これはなんとなくR2D2っぽい気がする。長崎の人はスターウォーズ好きなのか? 列車名は例のごとく忘れた。

20120313 (9)

ただデザインの凝り方は良く覚えている。

20120313 (10)

をを!本皮張りシート。これ、普通車自由席。 床も寄木。手を抜いていない。

20120313 (12)

トイレ前の空間。

20120313 (14)

出入り口からトイレ前を通って、客室まで行く通路。

20120313 (16)

こんな広々とした空間も用意されている。・・・この列車、世界のどこに出しても恥ずかしくない。

20120313 (20)

博多で別の特急に乗り換える。名前は・・・、それ聞く? 相変わらずのデザインの芸の細かさに感心する。

20120313 (18)

さらに荷物棚が航空機仕様になっているのに驚く。

20120313 (17)

そしてシートデザインが、某ネズミ王国の著作権に触れないかが心配になる。

20120313 (21)

小倉到着。フェリー乗り場までのシャトルバスまでの時間つぶしに、小倉の街をぶらぶら。 この運河の脇に立つ、薄汚い(失礼!)建物群は・・・。

20120313 (23)

市場でした! 旦過市場という場所で、小倉市民の台所です。 この一角の食堂でうどんを食す。ダシがとてもおいしかったので、相方がおねえちゃんに何のダシを使っているのか質問をすると、おねえちゃん、別のおばちゃんに向かって、「おばちゃーん、このダシ、なにでとっとっと~?」。 でたー!「と」の3連符!!ナマで聞けたー!・・・と、傍らで内心一人でバカみたいに感激していたのは私です。

20120313 (25)

・・・で、結局ダシはなんだったのか?・・・忘れたよ。とととのインパクトが強すぎて。きっとなにかのお魚(とと)なんだろうよ。 画像は旦過市場をモノレール駅から付近から眺めたもの。ごちゃごちゃした感じが美しい。

20120313 (26)

遠目にちらっと小倉城。 そういえば、長崎に落とされた原爆は、当初は小倉が目標であったということだ。雲が多かったため、長崎に変更になったらしい。 世の中、何が幸いするか、何が災いとなるか、まったくわからない。

20120313 (27)

旦過市場から小倉駅までは、歩いてでも行ける距離。でもこれに乗ってみたかったので、あきれ顔の相方を引き連れて乗車。

20120313 (28)

小倉駅ではこんな風に、新幹線の高架下まで直接乗り入れる。なんだかちょっと未来的な風景。

20120313 (29)

船会社の無料シャトルバスで新門司港ターミナルへ。右手の御殿がターミナルビル。

20120313 (30)

出港。 窓に写っているのは、船内の照明。 こういうのに気づいて撮影するセンスは相方の持ち味。

20120314 (3)

3月14日。神戸港着。

20120314 (1)

相方撮影。キリンさんクレーンへの愛情あふれる写真。

20120314 (5)

さて、上陸後は姫路城へ。平成の大改修中ということで、ご覧のように建屋に被われ、白鷺城の勇姿を拝むことはできないのだが、我々の目当てはまさにそこにある。

20120314 (19)

いざ登城!

20120314 (6)

突然ですが、シャチホコギャラリー。 江戸時代。

20120314 (7)

しゃちほこ。 明治時代。

20120314 (8)

鯱鉾。昭和時代。

20120314 (10)

展示物のライティングが秀逸。すごい迫力だ。

20120314 (13)

怖い。とりあえず謝っておきたくなる。

20120314 (11)

そして建屋の真下へ。実はこの中に入ることが出きるのだが、ここは入って改修現場を下から眺めるというような、生半可な見学方式ではない。

20120314 (12)

建屋入り口。素晴らしいデザインだ。かっこよすぎる。 しかしなぜ「天空」なのか?

20120314 (14)

それはこういうことだ。この建屋の最上部までエレベーターで昇り、天守閣のてっぺんを「外から」見学することができる。大改修が終わるとこの建屋は撤去され、気軽に天守の屋根瓦をみることなどできなくなる。ほんとうに、この期間だけのスペシャルイベントだったのだ。

20120314 (15)

建屋内部はこんな近代的でスマートな空間。

20120314 (16)

天下の姫路城の、あんな姿やこんな姿のヌードショーを、心ゆくまで堪能できる。

20120314 (17)

ガラス窓の向こうでは、リアルタイムで職人さんが立ち働いている。屋根に組んだ足場一つに至るまで、物珍しい。

20120314 (21)

すっかり満足して下城。

20120314 (23)

あとは新快速で米原までひとっ飛び。 画像は明石の天文台。

20120314 (24)

伊吹山をバックに走る東海道新幹線。窮屈なので乗るのはごめんだが、見ている分には美しい。 ちなみに米原から名古屋まで行くのに、短い区間に2度も乗り換えをしなくてはならず、不便極まりない。

20120314 (25)

最終区間、中央本線鈍行。最後の酒は、姫路で買った「龍力」。

© 2015 by Peregrinatio. Proudly created with Wix.com

  • Facebook App Icon
  • Twitter App Icon
  • Google+ App Icon
bottom of page