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PEREGRINATIO
タビノ キロク ト キオク
![]() 2012年3月6日。最終目的地は長崎なのだが、そのはるか手前にある、滋賀県は長浜に寄り道。 鈍行主義者の最終兵器、青春18きっぷのなせる技だ。 | ![]() 長浜に立ち寄ったのは、この地で催されている「盆梅展」を見るためだ。「盆梅」とは、その名の通り盆栽にした梅のこと。 |
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![]() 大きな人間が小さな盆栽を鑑賞するのではなく、いつのまにか自分が盆栽のスケールになって、森を彷徨っていた、とまあそんな感じだ。 | ![]() ため息。 |
![]() 春がくるのは嬉しいことだ、と改めて感じる。 ここまでの盆梅の画像は、すべて相方の撮影。 この後、名物の焼き鯖寿司と焼き鯖そうめんに舌鼓を打ち、新快速で西へ。 | ![]() 3月7日。 まだ長崎にはいない。昨晩は大阪にある相方の実家にお世話になった。そしてこの日一日大阪に滞在。 義父上の案内で大阪をディープにぶらり。 右手のベテラン刑事のような後ろ姿が、義父上殿である。 |
![]() 桃谷にて。自分のイメージにはなかった大阪の姿。 | ![]() 住民が不便を感じることなく、誇りを持って古き良き街並みを維持できること、それが先進国の都市のあり方だとは思うのだが・・・。この界隈の10年後、20年後はどうなっているのだろうか?この国の薄っぺらさを見るにつけ、はなはだ心許ない気がする。 |
![]() 路面電車好きの僕のわがままを聞いてくれて、阪堺電車も案内してもらう。 | ![]() 古いものが大事にされている姿っていいなぁ。 |
![]() さて、そんな阪堺電車で向かった先は・・・。 | ![]() 住吉大社。この先の航海の無事を祈る。そうです。このあと航海をするのです。 |
![]() 太鼓橋を渡る。そういえばこのアーチ橋の上部を、その半円形 に忠実に通行するスタイルの橋梁って、日本以外に存在するのだろうか? あ、中国にはありそうだな。 | ![]() 手水舎の吐水口。うさぎさんだぁ。 |
![]() この「五」「大」「力」と書かれた石を拾ってお守りにすると、体・智・財・福・寿の五つの力を授かることができるそうだ。 | ![]() その後は法善寺横丁へ。 夫婦善哉で有名な水掛け不動。我々も夫婦善哉を地でいくような人生なのかなとは思えども、僕は柳吉の放蕩には遠く及ばず、相方も蝶子の有能さには遠く及ばない。 |
![]() ♪ほおちょーをぉーいーっぽん さらしにまぁーいーてぇぇぇ・・・とくらぁ | ![]() 3月8日。 まだ長崎ではない。 この日は大阪城へ。大手門桝形にある「見附石」。スケールを実感していただくために、ちっこい相方を立ちすくませてみました。 画面左端の「いかにも」なポーズを決める中国系女性もいい味出してる。 |
![]() 題名「無駄な努力」 | ![]() ピンボケですが・・・。 オー!ニンジャ、ワンダホー!・・・ではなく、文化財メンテナンス、ご苦労さまです。 |
![]() いつも見慣れている松本城と比べると、同じ「城」と呼んでよいのかどうか戸惑うスケールだ。 画像は相方撮影。 | ![]() そしてようやく旅立ち。南港よりフェリーで九州へ。いまは漕ぎいでな! |
![]() 3月9日。 九州上陸!のはずが、この画像は本州山口県下関市のもの。 実は北九州上陸後、思うところあって電車で下関へ逆戻り。 | ![]() 思うところその1 唐戸市場。 |
![]() 週末や祝日などには、寿司や刺身の市が立つのだ。これがお目当て。 | ![]() すごい活気。地元TV局が取材に来ている。 |
![]() この生物は・・・。 | ![]() 知る人ぞ知るウチワエビ。 |
![]() 2Fには特設の飲食スペースが設けられている。混雑の中、なんとか場所を確保。 酒は獺祭スパークリング。下関駅前の百貨店で仕入れてきました。アメコミ風の開栓注意書きが秀逸。 | ![]() 腹いっぱいになり、次の目的地へ。フグ競りの様子を再現した像が並ぶ。 |
![]() 何気に交じってみる奴。サイズ的に違和感がない。 | ![]() おもうところその2 赤間神宮。 平家が壇ノ浦で滅亡した際、入水して果てた幼き安徳天皇の御霊が祀られている。 くだらん大人の争いごとに巻き込まれて、5〜6歳の少年が「この下に竜宮城がありますよ」と騙されて入水したのだ。入水というと聞こえはいいが、要は肺に水が満たされて死ぬ溺死だ。非常に苦しい死に方だ。 今でも世界中で多くの子供たちが同様の理由で死んでいる。そんな子供たちを悼むためにも、ぜひここは訪れておきたかった。 |
![]() 不思議なことがあった。 相方が「ちょっとここをみて」というので、本殿脇をのぞいてみる。「ああなるほど、このことか」と納得。しかしその一瞬後、「え?俺は今何に納得したんだ?」とわけがわからなくなる。だってそこには何もないのだ。 後で相方に聞くと、彼女の眼には、白い服を着た子供が見えたそうだ。わかりにくい話で申し訳ない。 しかし改めて見直すと、この神社はとても気持ちの良い場所に建っている。もしかしたら幼帝は、ほんとうに竜宮に行けたのかもしれない。そう思うことができた。 | ![]() さて、これから九州に再上陸するわけだが、その方法に関して、我々には秘策があるのだ。 |
![]() その秘策とは、海峡を歩いて横断すること。 といってもモーゼのように海を割るわけではない。ただでさえ海上交通過密な関門海峡でそんなことをしたら大迷惑だと思い、あえてやらなかっただけなのだ。 | ![]() これを使う。おもうところその3 関門トンネル人道。歩行者専用海底トンネルだ。 |
![]() このエレベーターで地下深くに降り・・・、 | ![]() ここから九州に向かって歩く。 |
![]() 県境通過。 | ![]() 再びエレベーターで昇ると、そこは九州。 ここから門司港駅まで徒歩1時間ほどの道のり。 |
![]() 景色がいいので歩いていて飽きない。 | ![]() 時間がないので出光美術館はパス。 |
![]() はね橋と門司港タワー(・・・って勝手に呼んでいるけど、本当は違う名前)。はね橋は、時間が来ると上下する。 | ![]() 大正・昭和の古い建築を保存してあるのが、門司港レトロ地区。先人たちのグローバリ ズムを体現するアーキテクチュァ群がプロデュースするノスタルジックかつエキゾチックなアトモスフィア・・・何を言っているのか良くわからなくなってきた。慣れない横文字は使うもんじゃない。 |
![]() うまく切り取って写真を撮ると、異国のようだ。「海外」でも「外国」でもなく、「異国」だ。ここ大事。 | ![]() しかし何といってもここの目玉は、この門司港駅だろう。 |
![]() 切符売り場、レトロ調。 | ![]() |















































